不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

ハヴィガーストの情緒的自立、ってやつかい?

上り坂手前の交差点。 エンストを起こしたバイクを、ゆっくりと追い抜いた。 こちらは仕事中でハイエースを運転中。 サイドミラーの中に小さくなっていくバイクの運転手は息子であった。 息子はバイト代をかき集めて中古のオフロードバイクを手に入れたばか…

彩り

単身赴任夫との22回目の結婚記念日。 この10年ほどは、それを祝うべく贈り物を交換したり乾杯したりといったこともない。 そして、昨夜は我が家の建立16周年記念日。 単身赴任夫に「あと10年!ローンがんばろ!」と LINEしてみたが既読はつかなかった。 先日…

夜行バスに乗って

新宿バスタは嫌いな場所ではない。 観光への出発地点として訪れたことはないが。 昨夜、ウチの息子もまた観光目的ではなく新宿バスタから近畿地方へ向けて出発して行った。 「鎌倉殿の方法時間までには帰宅するから」。 そう言って、着慣れない詰襟の学生服…

秋の夕日を背に冬支度を急ぐ

父の健康寿命は68歳の秋で終わりを迎えた。 以来12年が経過し、ますます厄介なジジイになってきた。 「転んだらどうするんだよ」、に始まり 火傷したら、虫に刺されたら、暑かったら、痛かったら、痺れが出たら、汚れたら、眠れなかったら、便秘したら、下痢…

はっぴーさんを探して

息子よ。君は18歳になる。 親であるわたくしの管理下から解き放たれ できるようになる事と 不自由になる事、どちらが多いだろうか? 目的地はあるようだが 君が進もうとしている航路には難所が… 残念ながら君の傍にドラえもんは…居ない。 腹を割って語り合う…

コロナから覗いた自分

名月のあかりのもと、これを記している。 なんと涼やかで心地良い夜だろうか! 明けてほしくないな。 気持ちの良い夜だからこそ、やっと、7月中旬からこちらの、【ガッカリした話】を整理しておかなければなるまい。 忘れてしまえば良い、そう思う一方で 澱…

母の庭

ルドベキア。花の名前をすぐに忘れてしまう。ルドベキア。なんだか、東欧の絵本の中に出てくるお婆さんみたいな名前だなぁ、そんなイメージづけをしたら、わたくしの愚かな記憶力の端っこに定着させることができたよルドベキア!ルドベキアは季節の変わり目…

さわやかな、ウソ。

4時50分。山の日と仕事の休みが重なった。朝から庭には深い緑の影が掛かり程よい風がそよいでいる。実家へ行きたくないな、と、ふと思う。それを見透かされたかのように父が体調を崩していると母から連絡を受けた。慌てて洗濯と朝食の支度と風呂掃除を終え、…

群青色と眩しくて羨ましいをツナグのだ

わたくしはあのね、…そう、母に呼びかけることができない子供であった。加えてわたくしはあのね、…そう、夫に語りかけることができない妻である。先月、友達の息子・陽ちゃんの絵がギャラリーで展示されたのが嬉しくて、「あのねママ、陽ちゃんの絵が沢山の…

タイムマシーンに乗って

京浜急行を描く彼に 文具店で赤系統の色鉛筆を18本選び リボンをかけてもらった。 赤にもいろいろある。 京浜急行の色、そのものズバリというのは叶わなかったが、今、彼が好んでいるのは【餡子色に寄る赤】という情報を頼りに吟味した。 文具店を出ると外は…

麒麟

運わるく、帰宅時間に雨に降られた。自転車で15分ほどの道のりを走り我が家に辿り着く頃にはどしゃ降りの雨はカッパの縫い目から染み込んで肩口を濡らしていた。郵便受けを覗くと、こちらも雨にやられた封筒が底に張り付いていた。郵便のお仕事は、大変だ。…

不協和音も我が家なりかな

わたくしの仕事が日曜日休みであることは、 実は、ちょっと都合が悪い。 単身赴任の夫が金曜の夜に帰宅し、週末を自宅で過ごしているので 最大限に【おうち時間】を満喫して貰いたい一方で 普段、生活を共にしていないお互いの時間の使い方が全く噛み合わず …

あをによし。鹿せんべいをあげに

ブログがアップされてませんよーパソコン壊れたままですか? …と、オーストラリアに住んでいる幼なじみからメッセージが届いた。 いや、パソコンのせいにして書かないのではなく、なんとなく書けなくなってしまった、というのが正直なところ。 50年余りの人…

cmとnsに息子のことを話した

三月いっぱいで仕事を退職した。 夫は呆れ顔で「また転職なの?」と言い、 一か月だけ扶養に戻して頂戴と願い出たが 「どうせまた働き始めるのだから国民年金と国保に自分で入りなさいよ」と言われ この日を迎えた。 3月31日21時。 帰りしなに都内で屈指と言…