不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

ハヴィガーストの情緒的自立、ってやつかい?

上り坂手前の交差点。

エンストを起こしたバイクを、ゆっくりと追い抜いた。

こちらは仕事中でハイエースを運転中。

サイドミラーの中に小さくなっていくバイクの運転手は息子であった。

 

息子はバイト代をかき集めて中古のオフロードバイクを手に入れたばかり。

わたくしの前では絶対に運転をしようとしない。

それどころか、ここのところ、とかく反抗的で

「母ちゃんの息が掛かっている場所や人や物には一切触れたくない」と言う。

 

…むかし、ある不登校相談会の講演で

不登校は、当事者自らが自分を育て直し始めるスタートライン、早い親離れ

と教えられ、

ため息をついた事を思い出した。

 

あれから4年あまり。

息子は不登校をキッカケに自分を育て直しはじめ、近頃めでたく反抗期の域に到達したとは言えないだろうか?

そして毎度毎度、息子については期待と喪失感がセットでやってくる事に適応出来るようになったのが

わたくしの発達した面だろう。

 

 

ピカピカの新車、ではなく、

20世紀末に生産された中古バイクを手に入れたのには、息子らしくて苦笑する。

オイルにまみれ、地べたに這いつくばるようにしてバイトして得た金で買えるだけのちょうど良い価格だったと言う。

 

春には新しい学びのために

この家から巣立つのだろ?

バイクに乗って出ていくワケだな。

ならば、も少しライディングの姿勢を柔軟に

伸びやかに。

何よりも安全にっ、と、願っている。

そして、、、

(今度こそ、志し半ばで学業を放り出して帰ってきて欲しくないな💦)