不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

2024-01-01から1年間の記事一覧

花筏も愛おしい

誰も居ない家に帰宅する。 と、腹は空いているはずなのに何も作りたくない。 ごはん・・・、 ごはん、って、なんだっけ? 空腹を満たすための何かでは無いような気がする。 それだけならば彩もぬくもりも季節も栄養も関係ない。 月曜の夜はとくにいけない。…

あの日から三ツ矢サイダーは痛飲するものになった

花が枯れていく様を目の当たりにしたのは8歳の春休みの事だった。 大好きだった祖母と出かけた春休みの遊園地のベンチで 頭痛を訴えた祖母。 「すぐに良くなるから。これを飲んで待っていてね」と手渡された 三ツ矢サイダーの缶。 しかし突然祖母の身体が前…

一人暮らしの横糸になる!

叔母は鎌倉で一人暮らし。 叔父は秘密基地のような居場所3拠点を行き来しながら一人暮らし。 義姉は義父母が残して逝った家で一人暮らし。 夫の単身赴任は10年を超える。一人暮らしは、おそらくこの先も続く。ずっと。 息子は進学先の山の中で一人暮らし。 …

可愛く無い、嫌い、2度と来るな、と、言われてみれば

毎年のことであるが、実父は年末年始に体調を崩す。 と、同時に傍らで父の日常を世話する母の心労がかさみ闇が深くなっていく。 とある冬の日、 実家を訪れたのだが、すでにわたくしが出来る新しい策は見当たらないジゴクの有り様。 仕方なく父の両腕を握り…

父を洗う

元日。 夫の叔父叔母の二人暮らしを訪ねた。 13時半。ドアの呼び鈴を押して数分待つ。 しばらくして薄くドアが開かれ蒼白の叔母が顔を出した。 明らかに体調不良と見て取れる夫妻の顔色に愕然とし、早々に辞す。 この状況を夫は知っていたのだろうか? 怒…