わたくしの仕事が日曜日休みであることは、
実は、ちょっと都合が悪い。
単身赴任の夫が金曜の夜に帰宅し、週末を自宅で過ごしているので
最大限に【おうち時間】を満喫して貰いたい一方で
普段、生活を共にしていないお互いの時間の使い方が全く噛み合わず
何かとがっかりする場面に直面するのだ。
今朝もそうだ。
4時に目覚めたわたくしは、ちょっとだけ本を読んで二度寝した。
そして次に目覚めたら7時。
夫は自力で朝食を作り、既に摂取。
ソファにごろ寝して【所さんの目がテン】を眺めてた。
思わず「おはよう」ではなく「ごめんなさい」と言ってしまったわたくしに
夫からの返答は何もなかった・・・。
昼もそうだった。
ウォーキングに出かけた夫の居ない隙にスポーツセンターへ筋トレに出かけたものの(最近、筋トレを行なっているが、見事に効果が現れないのは何故だろうか?)
昼ごはんの支度を逆算したら有酸素運動の時間を削らなけばならず慌てて帰宅。
既に帰宅してソファでテレビを眺めている夫に思わず「ごめん」とやると
夫は「運動なんかはマシーンなんて使わなくでも自重でできると思うよ」。
ンなことは、わかっておるっ!
効率よく運動したなぁ、とわたくしの脳に思わせるためには出かけていくことこそが大切なのだっ!
その後、昼食を家族3人揃って黙食のテーブルを囲む。
おろおろする元・不登校息子。
午後は読書をしようと庭に出て寝ころんだところ、
夫が芝刈り機を作動!
部屋に退散し、お勉強をしようと机に向かうと
夫はリビングで午睡で爆音のイビキっ!
・・・と、まぁおよそ息が合わない。
そして我が家は庭は広いが部屋が狭いのだ・・・。
そうこうしているうちに夕餉の支度をせねばならない時間となった。
日曜の夫のタイムスケジュールは、ほぼほぼ決まっていて
15時から2時間程度入浴タイム。17時から晩酌。20時就寝。
ややピッチを上げて調理を進めようと冷蔵庫を開けると・・・
あれ?無い。作り置きのおかずたちと下ごしらえした野菜が消えている・・・。
「朝ごはんに父ちゃんがスープを作ってくれたんだけど」
元・不登校息子が気の毒そうに真相を明かしてくれたところによれば
作り置きを残り物と勘違いした夫は
おかずの一切を圧力鍋に入れて具沢山スープを完成させた。
「おいしかったんだけどね・・・」と、息子。
「で、こないだ母の日をやらなかったからコレ、おそくなっちゃったけど母ちゃんにあげる」、と卵焼き用のフライパンを差し出した。
国内最高級燕三条製、と帯にうたってある。
おそらく息子が自腹で母の日のプレゼントを購入したのは初めてのことだ。
乱視まじりのわたくしの視界が歪んで涙目になった。
もしかして作り置きおかずがスープになるのを止められなかった詫び?
気を遣わせているんだなぁ。
日曜。なんとかせねば。