久しぶりに息子からメールが来た。
「ランニングするときにかぶっていた帽子を探して送って欲しい」、
と。
これか?、と返信すると
「これ。」と即答が来た。
なんだか浮かれた気分で荷造りをするわたくし。
進学先で一人暮らしをしている息子の日常を知る手段は限られている。
既読が付かないLINE。
毎月の生活費を送金しても音沙汰がない。
家賃払えているのか暮らしているのか。
食べてるのか飲んでるのか。
友達居るのか。
バイクの調子はどうなのか。
学業はうまいこといっているのか。
「もう、自由にしてやれよっ」…
聞きたいことは山積だが単身赴任夫がわたくしに吐き捨てるように言い放った。
もう、って…どゆこと???
悔し涙が滲んで、目もとのちりめん皺を濡らした。
それでも息子がどうしているのか知りたいのが母親ってヤツではないだろうか。
時折、学校のInstagramを閲覧しては豆粒ほどに映り込んでいる生徒のなかに息子を探そうとしてしまう。
そして
彼が学校に通っていることを確認せずにはいられないのだ。
お!髪が伸びすぎじゃないか?
あら?痩せたわ…。
そしてまた心配が募るというスパイラル。
でも。
もう、息子は不登校ではないようだ。
よかったよかった。
ん?でもまだ100パー安心は出来ない!