不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

欠けた歯と親の言葉と…

ちょっと前の話しになるが、

正月2日。母とケンカした。

 

ケンカとはいうものの、

いつも私は母がひねり出すイヂワルな言葉のシャワーを浴びるがまま。

で、今回も言われるままに言葉を返さなかった。

 

それが悪かった。

以来、実家の事を考えると体調がおかしくなるようになった。

胃液が上がってくる。

腹痛を伴う下痢が起きる。

奥歯を噛み締めている事が日常的になり、気をつけてはいたのだが、見事に欠けてしまった。洗面台にカラリと乾いた音を立てて転がり出たカケラは乳白色で美しかった…。

 

いや、今回ばかりは母の言葉を聞き流すことが出来なかった。正しく応戦しなければならなかったのだ。

「こんな状態の孫を持つ事になり、ワタシがとれだけ苦しんだか、アナタ、わかってンの?」

…わからんではないが、わからん。

「何をしに来るつもりか知らないけどお年玉を貰うつもりで祖父母の家にやって来る、ってのは、日々を普通に頑張ってる孫のやる事。そうじゃないあの子には与えるものは何もない」

…お年玉に限らず今までたくさん支援して貰い、感謝しているんだ。たくさんの心を注いでくれてありがと。

「他所の孫たちは日々の研鑽が認められて進路が決まっている。苦手に向き合わずショートカットして決めたような、あの子の進路は疑問が残る。きっとまた投げ出すに違いない」

…進んだ先で投げ出すか投げ出さないか、じゃなくて

進まず過ぎていく事よりも

進む事を選べたのだと。そこらへんの自己決定の成長を愛して欲しい。

ウチの孫は、そういう子なのだ、と、

おばあちゃんとして、そろそろ理解してくれよ!

と、言わなくてはならなかった。

 

孫可愛さあまって憎さが暴走したカタチの母の呪いの言葉の数々。

 

親の言葉はボディブロー。

親の言葉には呪いがある。

受け入れられないものはフィルターにかけ深部に到達する前に排除しなければ。

浴びせられた言葉を濡れた柴犬みたいに全身でブルブルと跳ね返さないといけなかったナ、と

今更反省しながら歯医者通いをしている。