息子が献血をしてきた。
16歳に至ったから出来る献血。久しぶりに子供の成長を実感出来たという思いが、セロトニンの分泌量を増したようで、イライラが途端に消失した。やがてオキシトシンが分泌されたようで、優しい幸福感で満たされていくのが感じられた。
わたくし、単純だなぁ。
日頃、子供自慢をしないわたくしだが、なんだか誰かに知らせたかった。
ので、母にショートメッセージを送信した。ついでに息子の血液型も判明したよ、と。
したらば、母からの返信が凄かった!
【残念!!】って、なんだろ?
恐るおそる何故?と問うてみると、
【血液型B型の男で尊敬できる人物に出会ったことがないから。】、と。
【だから統計学的にいうと、ウチの孫も残念な男という訳よ。】
、、、なるほど。そっちか💦
献血の話題で、母のアタマは過去の経験則と結びつきアドレナリンで満たされてしまったのか…。
にしても、B型で残念とは!さらに
【B型の男なんて大嫌いだわ】。
我が夫もB型である。
ついでに母もB型なのであるが。
なんだか先程までの幸福感は何処へやら。
わたくしの脳内は一気にノルアドレナリン量が増してきて
うすら寂しい気持ちに急降下。
単純だな。
そういうふうに出来ているんだな、アタマのなか。
難しいな。
人の感性って。
むかし、お気に入りだった服を母に似合わないと言われた事があった。
その日以来、お気に入りはわたくしの中で似合わない服になり果てた。
母の言葉は浸透し易い。
しかし、わたくしは!
呼び込むぞセロトニンを!!!
息子を献血できる年齢まで安全に育ててきたのだ。