不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

やっていない、聞いていない、言っていないを。

f:id:kanimega:20211214083930j:plain「いや、言った。お前はたしかに、そう言った」

夜中に電話をよこした父と口論になった。

どんな時間でも気付いた事があったら起こして知らせろ、と。わたくしが言ったから電話をかけた、と言うのだ。

何が起きたか?と、車で1時間の距離を急いだ身としては安堵よりも苛立ちが勝ったが、そんな夜中に父がわたくしに言いたかった事とは?

果たして…

「ベッドの向こう側にヘアブラシと耳掻きを落とした。取ってくれ」と。

…言ったわ。

確かにわたくしは、父に、そう言った。何でも言え、と。

だけどサ…。


ところで

わたくしたちファミリーには鉄の掟がある。

やっていない事を「やった」とは言わない。

聞いていない事を「聞いた」事としてすり抜けしない。

不当な扱いには真っ向から声をあげる。

自分の人生を守るために!


生きていく上にはあらゆる落とし穴がある。

穴だらけだ。


わたくしの叔父は落とされた穴から這い上がるために

36年の闘いを続けている。

今日、叔父の3回目の再審請求にあたり、小さな記者会見が行われるという。

もはや、わたくしは何の力にもなれないのだが、叔父の止まってしまったままの時間が動きだしますように、と祈るばかりだ。

ついでに父の困った物言いが、多少の可愛げのあるものになりますように…。