16歳の息子は、中学2年間を完全不登校の後に卒業。
他県の県立高校へ入学を果たし、コロナ禍にも拘わらず順調に高校生活をスタートさせたのも束の間、どうしても「転校したい」と言って、夏休み明けに自宅に戻ってきた。
なぜ?だのどうして?だのと押し問答をしている間も選択肢もなかったので
①通信制高校へ転校?
②来年、改めて高校受験をするか?
③それとも働いちゃう?
の、三択の中から①を選んだ。
で、10月からびっくらするほど机にかじりついて勉強しているなぁ・・・と思ったら
本日、1学年で取得分の単位レポートをすべて完了したのだと言う。
明日からは
【本当にやりたかったこと】【高校生の今しかできないこと】を始めるそうだ。
なんだか晴れやかな表情で鼻唄を歌っている息子が
辞めてきた高校のネーム入りのジャージを着ている。
フォレストグリーンの凄い色のジャージだ。
牛乳を買いに行ってよ、と頼んだら
いいよ、と応じて夫のお下がりのドカジャンを羽織ってコンビニに行った。
自由な16歳。
息子に.
たった一人でいいから、人生の師に出会って欲しいものだと望んでしまう。
たった一人でいいから、冗談を言い合える友達が居て欲しいと望んでしまう。
「まだ、そんなこと言ってるの?」と息子は呆れているが。
お出掛けしたくなった時にジャージではお困りだろうから
服をみつくろってやった。
古着屋で見つけた髑髏のプリント柄のトレーナーとキャップを・・・と、思ったが
GUの無難なトレーナーを選んだ。
犬のプリント柄が可愛いと言い、喜んでいるふうな息子であった。
しかし。この一年はジェットコースターのようにめまぐるしかった。
しかも富士急ハイランド級の!
ド・ドドンパ!
高飛車!!
FUZIYAMA!!!
ええじゃないか!!!!!
ま、乗せられて仕方なく乗ったわけでなく、
わたくし自ら面白がって乗ったんだけど、もういいですぅ。
スプラッシュマウンテンやレイジングスピリッツ程度の刺激で十分ですぅ。
2020年が、めまぐるしかったのは我が家だけではない。
2020年に見たかった夢を、形を変えて見続ける創造力をキープしなければならない。