あるあるあるあるっっ
不登校あるある・第二弾!
中学三年の息子が所属する学校で三者面談があった。
公立高校のみを受験。
滑り止め私立高校は行きたいところが無いので受験しない。
通信制高校やサポート高校は、とりあえず検討していない。
と、ここまでは前回の三者面談で学校とお話ししてきた件。
そして今回は、
内申書の件である。
複雑な計算式から導き出される内申点は、あって無いようなものだ。
受験者の9割を選抜する1次選考エントリーにあたり、
もの凄いことになっている内申書を選考資料として扱わないでもらうには、
長期欠席の事由を記した通称・長欠届が必要だ。
続いて
選考にあたり内申書を考査対象にしない枠(2次選考枠)がある。
受験者の1割分をこの枠で合格させるというものだ。
つまり不登校息子の高校受験は2段階スライド方式。
長欠届を出して1次選考に【資料の整わない者】としてエントリーし選から漏れた場合、再度2次選考枠でチャンスを待つ・・・。
まず、長期欠席に対する書類を学校に作成して貰いたいという願い出。
加えて願書出願完了した時点で、息子の希望校の倍率が高かった場合、
合格の可能性を模索して志願変更を行う作戦であることを担任に伝えた。
しかし担任は、このパターン(2段階スライド方式)で合格者を出した実績が当校には無いのです、と、ひるんだ…。
サポート高校や私学の併願を、考えませんか?と。
これに対し、不登校息子は
「私学やサポート高校には行きたいところが無いので。」と、静かに語った。
「公立不合格ならば、その後に選抜がある公立の定時制高校を検討します。」と。
この日と分離した受験日(通定分離試験)を設ける学校は、わずかだ。
しかも日程は中学卒業式の後になる。
準備も、気持ちの立て直し方も、きっとすごくせわしないだろうなぁ(;´∀`)
先生方のお手数もかかるのだ。
担任との面談に次いで
進路担当の先生との時間を設けていただいた。
まず、先生は
「高校生にはなりたいんだよね?」と、聞いた。
「はい」と答える息子。
先生「ならば、あと数か月、学校で勉強してみるのはどう?」
息子「人に教えてもらう、という時間から遠ざかっているので一人のほうが勉強しやすいです」
先生「塾はどう?」
息子「今さらのような気がします」
わたくし「老子ですから。戦わずして乗り切ります」というわたくしに対し
先生「いえ!まだまだ孫子ですよ。戦略を立てて戦うんです」と言う。
息子「これ、模擬試験の合格判定です」と、乗ってきた息子がこれまた凄いヤツを鞄から出す。
先生「おおっ!伸びしろがっ!すごい可能性がみえるっ・・・となると。。。」
・・・その後、戦略会議は大盛り上がりとなり、小一時間も続いた。
得意科目はもう、点数加算が難しいかもしれない。しかし、この20点の英語は50点になる。いや、何がわからないかわかるだけでまず3割は取れるはずだ!わからないことを認めちゃおうぜ!数学は演習問題が足りないだけだなぁ。どう?数学だけでも教えてもらいに学校に来ない?あっ、イヤか!わかった、おっけい。まず公式をきちんと見直そう。そうすれば10点は伸びる。面接の練習は、夕方でもいいから来いよ。君はウチの生徒なんだからって、当たり前か!また来いよ、とか可笑しいよな!遠慮すんなって!だけど突然20点が倍になったりはしないんだぜ?毎日の積み重ねなしに上には上がれないんだよ。大切に大切に進むんだよ・・・。よし!手始めに来週の中間テストは受けに来たら?そう?来る?じゃ、図書室で待ってるぜ!
ベテランの先生がテンションをマックスにして息子に語り掛けてくれた。
ありがたかった。
ところで息子よ・・・、高校生になりたくて、
こうして三者面談にも制服を着て登校できるようになった息子よ!
シュラヨイ しゅらよ にがたくとぅ(願ったこと)
かなしょうり(叶いますように)