タロウは手乗り。。。ならぬ肩乗りインコだ。
そしてタロウは、ホントは♀なのだが名前はタロウである。
代々、我が家のセキセイインコの名は、タロウ。
初代のタロウが、我が家の一員になったとき、
当時小学校一年生だった息子が可愛らしい声でウルトラマンタロウの歌を口ずさみながら、
「この子も羽ばたくから、(o|o)タロウだねっ!」と名付けた。
MAD ウルトラマンタロウ 主題歌 / Ultraman Taro Opening Song
息子は天才かと勘違いした、あの秋の夕暮れが忘れられないっ!
嗚呼、きっとわたくしは、あの頃の息子の記憶の貯金でお母さんを続けていられるのだろう・・・もう、この冬くらいで底をついてしまいそうなので補填してほしいものだが過ぎ去った時間は戻らない・・・
さてタロウだ。
以来、縁あってセキセイインコを飼育し続け、現在三代目タロウが我が家のリビングを自由に羽ばたいている。
三代目タロウは女子なのだが、我が家ではセキセイインコ=タロウなので問題ないのだ。
あのアケビの種みたいな瞳に見つめられると、
青いホッペをなでてみたくなるのが、高貴なタロウはそれをさせてくれない。
「おいで」と指を差し出そうものならペンチよりパワフルなくちばしで
ガブリとやられる。
そのくせヤキモチを焼く。
放鳥タイムに電話がかかってきて、しばし長話に興じていると
ガブリと耳たぶを齧って遊べ!と、猛アピールする。
不登校息子に活動を促すかのようにちょっかいを出す。
伸びきった髪をついばんだり、顔面に張り付いたり・・・。
時には、ぺらっぺらのわたくしの思考に刺激を与えるきっかけをくれる。
夫の、ツルツルした頭頂部に爪を突き立てて血行を促進してくれる。
タロウ、おやすみ。また明日。