不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

時代劇を観ているような錯覚のなかで宮本を信じ、応援していた

先週末に、いい人をやりすぎてしまったわたくし。

学校の文化祭のお手伝いをしてきた。

町内会の赤い羽根募金を募って歩いた。

緑地帯の清掃活動をした。

赴任先から束の間の帰宅をしている夫の飯を作りまくった。

朝が遅かろうが昼12時、夜5時半に食べ始める食事は、

次々と作りまくってはテーブルに載せる。今回はレトルトも総菜も買ってこなかった。

栗を剥き、柿を和え、肉を巻き、茄子を蒸し、鶏を焼き、魚を煮た!

伝説の家政婦・志麻さんになったつもりで刻み、練り、彩りを考えながら。

ところが息子には

かあちゃんの飯は頑張っているヤツより簡単なのが旨い」と酷評だった。

このヤロ!とは思ったが、

あるいはハートがこもらず作業員のような風情で料理していたかもしれないと気づき、

深いツッコミはしなかった。

 

疲労気味の、わたくしの脳裏に閃光のようにあの歌がきた!

 

eazy eazy

転んだらそのままで胸を張れ

涙に滲んだ過去と未来 oh baby

俺は今日も飯食って出かけるぜぃ

 

 

Easy Go

Easy Go

 

そうだよね、胸を張ろう!

いっそ積極的に好きな事をして活動する事が疲労回復になる、と何かで読んだ!

ならば、と、サッサと飯を食って食卓を離れ、久しぶりに映画鑑賞に出かけた!

 


『宮本から君へ』特報

 

泥酔から目覚めた深夜、TVをつけると時折、

池松壮亮が叫んでいるのに出くわす事があり、

いつしか、そこに目覚めるよう泥酔するようになっていたわたくし。

視聴のあとは興奮して完全覚醒してしまい、その夜は眠れないこともあった。

『宮本から君へ』。

映画公開は、かなり楽しみにしていたのだ。

 

物語の舞台は少し前の日本。文具メーカーに勤務する愚直な男有り。

それが、池松壮亮演じるところの宮本だ!

上司はホッシャン。

同僚は柄本時生

世界の皆を敵に回しても1人戦うであろう宮本の気質を職場の皆が理解している。

今回の宮本のファイトも熱かった。

恋のうねりに悶え苦しみ押し戻され血反吐を散らしながら

戦うたたかう闘うのだ!勝つまで立ち上がり続けるのだ!

 

蒼井優も、はたまた怪物ぶりを発揮していた。

思い返せばドクターコトーのミナも嫌いだった。

アズミハルコも嫌いだった!

沼田まほかる著の『彼女がその名を知らない鳥たち』のトワコを演じた時もドはまり役で大嫌いだった!

案の定、今回もヤスコに普通に嫌悪しながらいつの間にか一緒に叫喚していたわたくし・・・。

 

キャラクターの濃さは、まるで時代劇のようだなと思う。

闘う正当性もまた時代劇のように共感でき、二時間たっぷりと宮本を応援してきた。

エンディングで流れる宮本浩次にやられてしまった。

 

 

 

Do you remember?

Do you remember?

 

 

 

すべてまるっと愛で包み込んで。。。。2時間を凝縮した歌詞を反芻しながら泣かせてもらった。

俺は君を愛しているのそれとも愛にあこがれているの?

もはやどうでもいいや!俺のすべてでこの世を愛していこう!

流れ流れてからだ一つ。ただの男が立ち上がる

ありのまま目に映るこの世には豊かなすべてが広がってるのさ

いいの観た。

R15指定。むむ?15歳未満は鑑賞不可?あれ?以上は観覧可?

未満と以上・・・未満は含まず、以上は含む。

小学生の頃から40年も『未満』『以上』問題が苦手だ(-_-;)

15歳の、うちの息子は観られるかな?