週に一度の実家通いは
父の介護を一手に引き受けてくれている母のガス抜きと、
父の不平不満を傾聴、整容を目的にしている。
その帰り道、家路につく中学生たちの群れとすれ違った。
彼ら彼女らの制服は、わたくしが着用していた頃の当時のまま・・・。
そう。わたくしはあの、濃紺のジャンパースカートのファスナーを引きちぎるほど健康に成長し💦、よく笑い、小さなテリトリーの中で安全に暮らしていた。
信号待ち。フロントガラスの向こうの彼ら彼女らと行き会う一時、
ハンドルに前のめりになりながら当時の自分の姿を重ね合わせた。
自宅周辺の…つまり不登校息子が所属する中学生にはこれほどの興味を示さないわたくしだが、この時は好奇心でちょっと鼻の穴がふくらんでいた・・・ような気がする!
ヤバいオバチャンだ・・・中学生見て興奮するなんて💦
前進。バックミラーに制服たちを確認し、アクセルをゆっくりと踏み込んだ。
裏打ちテンポでゆっくりとレゲエが
頭の中で回転し、わたくしの気持ちを代弁し始めた。
●♩G●♩G●♩D●♩D●♩C●♩C●♩C●♩D・・・
海辺のちっさな中学校は
麹町中学校みたいに
決してハイスペックではなかったけれど、
いまだにわたくしの根っこにつながっていて栄養をくれていると思っている。
しかし、本当にかりゆし58の歌は、でーじやっさー!
わたくし、かなさよっ!