不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

慰霊の日です 

5本のサーチライトが夜空を行き来し、慰霊の日前夜祭を照らした。

今年もこの季節がやってきた、と

沖縄戦で父親を亡くした男性がつぶやいた。

彼は父の膝に抱かれた記憶を持たずに後期高齢者になった。

いまだに父の夢をみることがあるという。

 

わたくしの人生の師、サチコさんは、1945年6月23日を14歳で迎えた

ひめゆり学徒隊での活動の詳細を話してくれることはほとんどなかったが、

生き残ったあとの・・・つまり翌24日からの

生きていくための時間のほうが困難だったと教えてくれた。

14歳のサチコさんには、考え、行動し、乗り越えられる力があった。

ましてや体力も気力も大人以上に持っている。

動物のような嗅覚で道を選び、柔軟に思考をシフトチェンジする。

明るいほうに向かい、走り続けてきたら名実ともにオバアになっていた・・・

親につくってもらった14歳までの自分をどう生かすか腕試ししてきたのが

1945年6月23日からの時間。と言い切った。

 

さて。

では・・・

我が家の不登校息子は14歳である。

あとは腕試し!の時間を生き始めている、とも言えよう。

 

昨夜からベランダに灯していた蝋燭が小さくなってきた。

まだ親の腕の中で、腕試しする間もなく逝った子供たちに特に心を寄せて

慰霊の日を過ごしたい。

 

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