around80の女子たちが、何やら食べたいものについて話している。
パリパリの歯ごたえ
しなびていない、みずみずしい切り口
皿の上の彩りの豊かさ
フォークでグサリと刺して口に含んだ時の程よい大きさ
酸味と苦味と甘味…
サラダ!
サラダが食べたくて悲しくなる時がある、というのだ。
独居になると日々の買い物は最低限の食材と日用品でもうカートが一杯。
新鮮なサラダのために素材を揃えて彩りよく、しかも自分の為に作ろうという思いに至らない。
週に何度か宅配される弁当には申し訳程度のキャベツの刻んだやつが生姜焼きの下敷きになっていることがあるものの、
クタクタのぐちゃぐちゃ。
自分で作らない限りはパリパリの生野菜を口にすることが出来ない、
でしょう?
そうなのよねー。はあ(ため息)。
あと、私に残されている時間がはっきりしているなら
パプリカと紫キャベツとハーブもカゴに入れて
贅沢なサラダのためにお買い物に出かけてお財布を開くわ・・・。
だけどそんなわけにはいかないじゃない?
老後の暮らしをスタートするにあたり2000万円の蓄えがあったとしてもよ?
ゴールがいつか決まっていない人生の続きを生きているんだから。
なんだかね、そうね、そうだわよね・・・
何やらサラダの話から年金の話につながって
聡明なaround80の女子たちのお顔に寂しい老婆の影が差している。
果たして、わたくしたち世代が80歳代に達したときは???
・・・もっと諦めなければならないことが出てくるような???
彼女たちの事情をひとしきり心配したあとは、
わたくしたちの、そして息子世代の暮らしについても考えを巡らしておきたい。
年金制度の限界を認めたお偉いさんに一言【せやろがいおじさん】
👆
せやろがいおじさん、は、今回もわかりやすかった。
息子に会わせたい世界の10人を選ぶなら、リストの3番手くらいだ。
そうだ!朝ごはんの時にこの話題を息子と語ろう!
せやろがいおじさんからの、婆ちゃんサラダリクエストにどう応えるか?からの、
新しいビジネスについて、と、話題を膨らませてみたいと思う。