不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

まだ不登校が痛いっす。でも1番痛い時を10とすると、今、3くらいです。

わたくしは、継続的な不登校状態にある中3息子の母

 

去年の今頃は毎朝「行け」「行かない」のバトル三昧でタイヘン物騒な我が家だった。

一年を経て、我が家の朝はシンプルになった。

わたくしは学校に行かない息子を起こすでもなく

ぴかぴか輝く庭木の緑を眺めながら洗濯物を干し、

コーヒーを飲み、身支度を整えてバイトに出かける。

夫も単身赴任なもので、朝の送り出しと無縁の日常。

「いってきます」「いってらっしゃい」のやり取りは、

この日々の暮らしから失われたままだ。

 

自転車で朝の町に漕ぎ出せば制服に身を包んだ中学生の群れとすれ違う。

 

 

学校指定のジャージ姿の子供たちが日焼けし、日々たくましくなっていく様を羨ましい気持ちで眺めることになる。

群れの中にウチの子が居たら、どんなだろう?と、想像しない日はない。

しかし、

昨春のようにあらゆる黒い感情吹き出し

このままでは仕事にならん!と家に引き返し、息子の頭をゴツン!とやってから再度出かけたりするようなことはなくなった。

 

これは私が不登校に飼い馴らされた証拠なのだろうか?

いや、言い方を変えよう!不登校児の母として洗練された証拠なのだろう、きっと。

 

わたくしは、不登校児の母なのだ、と自覚して日々を過ごしていける・・・と、信じているが

この度、その真意を問われる事態となっている。

PTA委員会の一端を担うことになったのだ。

 

まずそそり立つ壁は来月行われる

体育祭だ。

もちろん息子は不参加を表明しているわけだが。

果たして、わたくしは、ウチの子が居ない群れの中に突っ込んでいけるのかっ?

この一年間で心身ともに成長したであろう少年少女たちを前にし、

どんな気持ちになるのかっ?

 

ペインクリニックでは患者の痛みの強さを知るために数値評価スケールや表情尺度スケールを使うことがある。

0が痛みなし。10が想像できる最大の痛みとし、

10段階評価するのが数値評価スケール。

 

 

 

 

ここに不登校に対して私が感じる痛みみたいなモノを置き換えて考えてみた。

今の私は、日常的に刺すような、かじられるような、割れるような鋭い痛みみたいなものを感じているわけではない。

時にうずく、場合によりひきつれるような、夜寝る前に重苦しさを感じるくらい。

去年を10としたら3程度か?

 

・・・体育祭だ!

躍動する若さの祭典を目の当たりにして痛みを感じる父兄は居ないだろう(^_^;)

わたくしもブレずにしっかりと彼らを見守り、

委員会の一助となりたいっ!!