午前11時30分。
赤信号の先に
息子と同じ制服を着た男子中学生がうずくまっていた。
その傍らで彼の母親とおぼしき女性が立ちすくんでいた。
事故ではない!
彼は制服を身に着け、靴を履き、通学路をここまで辿ってきたものの
これ以上は進めなくなったのだろう。
母子は、どんなに残念でもどかしくて不安なことだろう・・・。
きっと、真面目で誠実な子。
母を悲しませたくなくて、ここまで進んできたのだ。
サイドミラーの中に小さくなっていく二人の姿を後ろ髪引かれる思いで見守った。
わたくしは
不登校歴100日を超えてから、息子の欠席日数を数えることを止めた。
不登校が何者なのかわからず大暴れしたわたくしども親子の日々の告白は、以下に記して少しずつ先に進んできた。
https://kanimega.hatenablog.com/
いまだに不登校の正体はわからないが、去年と違うのは
今のわたくしには不登校児の母であるという自覚ができたことだ。
ウチの息子は紛れもない不登校児です!と必要あらば状況説明し、
周囲にも理解してもらっている。
あまり困っていません。すごくつらい時期は過ぎました。
夏休み明けの月曜日。
登校を渋る息子を、娘を前に暗澹たる思いでいるお母さんが居たら
ジリジリ進んでいく時計を見ることはオススメしない(;´∀`)
せっかくの義務教育の場、登校しないのはもったいないのだけれど
公立中学校では出席日数が不足して留年というシステムは無い。
逆に本人及び保護者の希望により再度学年をやり直したい場合は叶えられると聞いている。
夜間中学にうちの子将来通えるのかしら?と問い合わせてみたところ、現況ではたとえ出席日数がゼロだとしても義務教育課程は卒業できてしまうので、対象外とのことだった。
我が家の場合、残念だがこのまま卒業式までお休み継続の予定。
成績表は当然、オール1。
受験に必要な内申書も凄いことになっているが
本人に進学の気持ちがあれば方法はある(;^ω^)
不登校児の進度で進む息子を見守っている…。