とぅびたちゅるはぴる
あずぃゆまてぃつぃりら
はなぬむとぅわんや
しらなむぬ
中城はんた前節の一説だ。
三線を夢中で習っていた頃は、意味すらわからず歌っていたこの歌が、
じんわりじんわり沁みてくる今日この頃である。
飛び立ちゅる蝶や、まずまず待っておくれ、連れて行っておくれ
花の元をわたくしは知らないのだから。
ハピルとは、沖縄方言で蝶のこと。
今日のわたくしの頭は、中城はんた前節(ナカグシクハンタメーブシ)のこの一節がグルグルしている。
ハピルは、我が家の不登校息子(中3)。
約1年8か月の眠りから目覚めた息子が突然活動を開始した!
自分のやりたい事を実現するために見ておきたいものがあるのだと言うではないか。
一体何処へ?
わたくしは、面白半分で息子に連れられて
しまなみ海峡を渡っている。
つづく。