不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

淡々と

我が夫には「いただきます」と言う習慣が無い。
「ご飯だよ」と声掛けする頃に着席し、全てが膳に並ぶ前に食べ始める。これが21世紀スタイルなのかもね、と、眺めて過ごしてきたが、いまだに慣れず、寂しい。
一方で「ごちそうさま」は言う。食卓を囲む他メンバーがまだ食事中だろうがお構いなし。箸を動かし腹が満たされたらば、そう言って席を離れていく。
ついでに言うと、「ただいま」と言う習慣も無い。
これについては息子からも失われたワード。だって、ほら、ウチの子はアレだから、在宅がほとんどで…。

ところで、わたくしは昨年秋からフルタイムで夜勤ありの仕事に転職した。
これをきっかけに「いってきます」と「ただいま」を言わずに出勤と帰宅を繰り返している。
在宅息子に「いってらっしゃい」と言われるのは腹立たしいし、
「おかえり」というレスポンスが無い場面もまた凹むのだ。
だから、といって長年身体に刻みこまれた挨拶の習慣を言わずに、ぐっと呑み込むのは実に苦しいものだ。
これが当たり前にできるようになった時にはわたくし、人としてどうなってるんだろ?

だんだんと心と家族が壊れていく…?

否!壊すも壊さないのもわたくしのテンション次第に違いない!
別所哲也も言っているではないか。ご機嫌は自分で作るもの、と!
今日から復活させてみようかな。
では早速、今一度の、いってきます!

f:id:kanimega:20210115082427p:plain