不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

掃いても掃いても降り注ぐ思い有り。

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四国産の食材を見ると選びとってしまう。。

しらす

みかん

生姜

うどん

油揚げ

塩、

あの距離を駆け抜けてきて、ここに並んだかと思うと愛おしい。

手に取り、産地を確かめ、カゴに入れる。

一抹の寂しさを噛み締めながら。


と、いうのには理由がある。

四国は息子が、この春に選んだ進学先、の、はずだった。

わたくしは、息子以上に四国に期待していた。

しかし繋いだせっかくのご縁を自ら断ち切り、全てを打ち捨て帰宅してしまった息子。

そんな息子を未だに許せていないわたくしの思いが、膿んでいるのだ。


息子が四国の学校を離れる際に担任の先生がわたくしに掛けてくれた言葉がある。

「お母さんが学校に寄せてくれた期待は、今、すべてこの場に置いてお帰りください」。

…しまった!置き去りにできなかった。


今もまた、ジャコ天を手に入れてスーパーを出てきたわたくし。

別れたのに未練を引きずるストーカータイプの恋愛者ではなかったはずなのだがしかし!!!


掃いても掃いても降り注ぐ落ち葉のように、思いは堆積していく。