不登校息子+親介護+単身赴任夫=思秋期なあたくし。

怒涛のようにやってきた不登校と介護と夫の単身赴任の荒波を、更年期のあたくしがサーフィンする日々の記録です。

発語を躊躇し、書くことも怖くて二の足を踏む

「あなたの言葉に非常に疲れさせられて不愉快になる」

「聞き手の頭を使わせようと、わざとそういう言葉遣いをしてるわけ?」

「あなたは随分と不幸な生い立ちなのか、話をしているとイヤな気持ちになる」

「報告書を読んでいると、あなたの人格を疑ってしまうことが度々ある」

「いっそ、あなたのキャラクターは言葉にも文字にも不要だから」

「感想も意見も要らない」

「声のトーンが周囲をイライラさせる」

「反応がオチャラケていて怒りを感じる」

「行動ひとつとってみても、わざとらしくて腹立たしい」

「あなたの家族も、大変だねぇ」

「大人として社会人として通用する領域の常識を持ち合わせていないようだね」

・・・。

「スタッフは皆、あなたのそんな態度に辟易していると報告してきている」

・・・。

「そう!そうだよ。発言を抑えて黙って周囲に溶け込むのがいい」

 

新しい職場で日々、

わたくしが指摘されている、わたくし、という人間のダメについて書き出してみた。

そんなつもりで行動しているワケではなく

そんな思いで書いているワケでもなく

そんなつもりで言葉を発しているワケではないのに。

わたくしの想いとは違った方向で受け手に取られてしまうというのは、どういうことなのだろうか?

 

昨今の

人は多面体。一面観たたけでは判断できない・・・

みんな違ってみんないい・・・的な寛容な世の中の流れは、わたくしにとって都合が良かった。

ここへきて凪の海面のような心で生きよ!と、命じられても果たして・・・。

あっ!

その、凪の海面のような、という例えも職場では逆鱗に触れる!

そんなことを発語しようものなら・・・。

 

そんなワケで最近のわたくしは、心に浮かぶよしなしごとは全て

心に留め、発語しないし書かない。

深い針葉樹の森の緑の一点になったような気持ちで深呼吸し、

やがて心がおだやかになっていくのを待つ。

そこで気づくのは、この半世紀余り、

わたくしを許して諦めて育んでくれた全ては優しかったのだなぁ、ということ。

 

でもね、

・・・本当は針葉樹の森ではなく、雑木が入り混じる自然林のほうが

わたくしは好き。

あっ!またそんなことを書いてしまった・・・。

 

出勤前にホトトギスの花を見つけた。

花言葉は【永遠にあなたのもの】。

わたくしの心はわたくしのもの。

どんなに矯正してもおそらく変わらないだろう。

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