今年もまた、カラスウリの花が咲く季節になった。
闇の中、レースを広げてわたくしを待っていてくれた白い花。
どうぞどうぞ、その花言葉にあるように
わたくしに吉報をもたらしてください・・・そう願っていながら気づいている。
わたくしにとっての吉報は、万人にとっての吉報とは限らないこと。
わたくしにとっての吉報は、誰かの我慢の妥協の諦めの果てにもたらされる場合もあるということを。
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母よ!ごめんね💦
ならば、わたくしが我慢、妥協、諦めさえすれば他者に吉報をもたらすこともあるのだろうか・・・?
どうして一つの結論が互いの要件を満たさない?どうして引っ張り合う?
折り合いをつけるにはどうしたらいい?
母としてわたくしは、息子とどう向き合えばいいのだろう?
・・・の堂々巡りにまたもや突入してしまった。乗り越えても乗り越えても寄せてくる波のごとく・・・。
ここは地獄なのか?
ならば、その白いレースにわたくしを絡みとって花弁を閉じておくれよカラスウリ!
そして闇に紛れて行方不明になってしまいたい。
秋に赤い実の中に黒い結び目の種となって現れるから。休眠させておくれよ!
・・・なんてメソメソしていたら携帯がメールを受信した。職場のMちゃんからだ。
【一生懸命悩んだらええやん】ってか。なんや、こいつ!若いくせに解ってやがる!
Mちゃん、なかなかの非観血的治療家で、最近では触れずとも1000キロ離れた場所で腐っている息子の気持ちを代弁できてしまう・・・。こわっ!
不登校児だったMちゃんをしっかりと大人に育てあげた、Mちゃんのおふくろの影を感じ、ありがたかった。
人生はリレーなのかもしれない。
わたくしの今も、いつか誰かに寄り添うことができるかもしれないから、
また地獄めぐりの旅を始めよう・・・。ヤだけど・・・。
息子にとっての良き便りが、わたくしの地獄度を増すことにならないといいなぁ。